このドラマで歌手であり女優のＩＵ（アイユー）ちゃんを知り、その高い演技力に脱帽し、また実生活においては多額の寄付を行うなどの慈善活動をライフワークにしているという素晴らしい人間性に感動し、あっという間にファンになってしまいました。
真面目なおじさんドンフンを演じるイ・ソンギュンが、本当に素敵なおじさまだったので、自殺されたことはとても残念で哀しいです。ご冥福をお祈りします。。
耳が聴こえず足の不自由な祖母と２人生きてきたＩＵちゃん演じるイ・ジアンは、母の残した借金を背負い、辛く過酷な人生を生きるだけで必死です。
借金を返すために仕事をかけもちし、飲食店の皿洗いのバイト中に客の残した食事を袋にこっそり入れて持ち帰ったり、職場の共有スペースにあるスティックコーヒーをこっそり家に持ち帰ったりと、貧困ぶりが辛すぎました…
しかも、家具もほとんどない貧しい家に借金取りが来て、暴力を振るわれたりと…涙なくしては観ていられませんでした。
祖母以外には心を閉ざし、周囲になじもうとせず、会社でも自ら孤立し、普通の女の子として生きていくのを諦めていました。
それが、職場で出会った真面目で心優しいおじさんに少しずつ心を開き、最後には新たな人生を歩みだす…といったヒューマンストーリーです。
おじさんドンフンの兄と弟が、それぞれクセが強く、３兄弟のシーンはとても面白く、暗いドラマの中でもホッとできました。
それぞれの人生が丁寧に描かれていて、みんな抱えているものがあり、濃い～内容でした。
個人的には、ジアンに暴力をふるっていた借金取りが実は幼馴染で、彼には彼の事情があって…「本当はいい子なんだ…」とかばっていて（T_T）そんな幼馴染が、最後にはジアンを助けてくれたシーンに心が救わる思いでした。